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USドル

2019.06.05 成田仁のゴールドラッシュ!!

私のシンガポール在住の友人からのメッセージがとても印象的だったので今回のコラムはそのメッセージを転記します。

中国とアメリカによる貿易問題が拡大している中、通貨決済において人民元が世界通貨のシェアを伸ばしてきています。
これは中国人民銀行が導入した人民元のCIPS(国際銀行間決済システム)と呼ばれるものです。

システムに口座を持つ「直接参加銀行」と直接行を介して繋がる「間接参加行」で構成され、これを使えば中国の企業への送金は簡単に行えるというものです。
2018年は410兆円の取引額があります。

日本も参加しており、最近はロシアが急速にシェアを伸ばしてきています。
ポイントとしてはアメリカと対立している国や「一帯一路」と言われる広域経済圏構想に参画する国にとってはこの決済機構に登録する意味が大きいということです。
現在のところSWIFT(国際銀行間通信協会)の決済額は1日で550兆円〜660兆円となっており、その40%が米ドルによる決済でまだまだ比べれば小さい額に思われますが、着実に人民元(USD以外)による決済は増加してきていると言えます。

以上が友人からのメッセージですが、そんなに遠くない未来にUSドルが基軸通貨の座から滑り落ちる可能性が出てくると思える話ですね!!

代表取締役社長成田 仁

代表取締役社長 成田 仁

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